9割リモートだった新人研修の体験レポート

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ヴァル研究所 Advent Calendar 2021 13日目の記事です。

はじめまして。製品開発部通勤費Web開発チームの立石です。
今年の4月に入社し、7月に現在のチームに配属となりました。
普段は通勤手当管理システム「駅すぱあと 通勤費Web」の開発・保守などをしています。

この記事では、私が体験した、9割リモートで行われた約3ヶ月の新人研修についてご紹介します。

ビジネス基礎研修

入社してすぐ、外部のオンラインセミナーで、

  • 挨拶の仕方や敬語
  • 電話での応対
  • 報告・連絡・相談方法

など、社会人として基礎の基礎について学びました。

リモートワークの場合、自分の様子が先輩や上司に見えにくいため「自分から発信することが大切である」と講師の方がおっしゃっていてとても共感しました。今でも心がけています。

会社について学ぶ研修

  • 弊社の歴史
  • 弊社ブランドの「駅すぱあと
  • 駅すぱあとを元にした法人向け・個人向けのサービス
  • チームリーダー、取締役、部長、CTOの方々に直接インタビュー

各部署・各チームがどのように関わりあって仕事をしているか、何を目標としてどのように業務に取り組んでいるかをインタビュー形式で学びました。

その中でも、「駅すぱあと」に収録されている時刻表や運賃データなどは事業者さんの協力あってのものなので常に感謝の気持ちを持つこと。
また、「駅すぱあと」の名前が出るよりも、「駅すぱあと」のエンジンが普及し、利用してくれる人が増えて世の中が便利になることがうれしいというお話が特に印象に残っています。

職場体験研修

職場体験研修は出社して、対面で適切な距離を保った状態で行われました。

  • 駅すぱあと」に収録する時刻表や運賃などのデータの作成、チェック作業
  • 朝会や、他チームを交えたミーティング参加
  • Zoomでの営業同行
  • 弊社のサーバルーム見学

各部各チームの雰囲気を肌で感じることができ、とても貴重な体験をさせていただきました。

リモート中心の働き方に変化しているなかで、コミュニケーション不足にならないように、朝会とは別に雑談タイムを設けているチームが多かったこと、MiroやTrelloなどのツールを使ってリモートでも円滑に仕事を進めている姿が特に印象的でした。

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通勤費Web開発チームの各メンバーが何をしているか、何に困っているかを見える化している様子

また、研修の日程の都合がつかず、対面で職場体験が行えなかったチームもあったのですが、どのようなことをしているのか気になります!と相談することで、別途機会をいただき配属されてからの流れなどを詳しくお伺いすることができました!

技術に関する研修

新人研修の最後には、開発体験研修があります。同期と実際に手を動かしてWebアプリケーションを作ってみるという研修です。
その前準備として、Webアプリケーションを作るための基礎知識の研修がありました。

  • HTTPやAPI
    駅すぱあとWebサービスを実際に使ってみる
  • HTML/CSS
    自己紹介サイトを作ってみる
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  • GitHub
    開発作業を促進する技術に触れる
  • CI/CD
    安定したサービス提供につながる技術を学ぶ
  • Docker
    仮想環境の構築
  • RDB
    データを保存、利用してみる

先輩社員の方々が講師となって丁寧に教えてくださいました。実際に触れるのは初めての技術ばかりでしたが、手を動かしながら学ぶことができました。

CI/CDの講義の際に、

「Edit and Pray」(コードを編集した後に動けと祈る)ではなく、「Cover and Modify」(コードを保護して安全に修正する)の行動を心掛ける

など、エンジニアとして大切な考え方も学びました。

開発体験研修

開発体験研修では「社員情報を詳しく知ることができるWebアプリケーション」の開発を目標に、私たち新人と、入社年が近い先輩方とでチームを作り、一丸となって取り組みました。

◆ペルソナ・ユーザーストーリー作成

まずペルソナとユーザーストーリーを作成し、今回作成するWebアプリケーションでどのような価値を提供したいか、方針を決定しました。

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◆機能アイディア出し、優先順位決め

価値を提供するために、どのような機能が必要か、その機能の重要度などをチームで話し合いながら決めました。

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◆タスク洗い出し、見積

機能を実装するためにどのような作業が必要かタスクを洗い出し、そのタスクにどのくらい時間がかかるか見積をしていきました。

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タスク洗い出し
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見積

◆開発

スクラムを参考に1スプリント=2日として、開発を進めていきました。

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スプリントの期間内に何時間作業できるか、重要度の高いタスクはどれかを検討して、モブプロで実装したり、慣れてきてからは新人二人で分担してそれぞれ作業を進めたりしました。

◇雑談タイム

開発体験研修もリモートですべて実施されていて、チームメンバーのコミュニケーション不足になってはいけない、ということで設けていました。

  • 趣味
  • 旅行で行きたい場所
  • 出身地

などを話すことで、チームメンバーの人となりを知ることができ、円滑にコミュニケーションが取れるようになり、先輩方も新人も開発がしやすい環境を作ることができました。

そして、完成したWebアプリケーションがこちらです!

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Webアプリケーション「NiccoLi」

無事に完成し、Zoomで社内の皆さんに成果物として発表する機会もあり、モノづくりの楽しさ、達成感を改めて感じた開発体験研修でした!

また、わからないことがあったときに自分の状況を伝えて先輩に助けていただく、自分で調べて解決する、など社会人として働く基礎の部分も身に着いたな、と思いました!

全体を通して

研修中に講師の先輩方が「良いフィードバックより、悪いフィードバックがあればどんどんください」とおっしゃっていて、カイゼンを常に意識しているところにとてもヴァル研究所らしさを感じました。
また、終始こちらの話を聞いてくださる雰囲気があったので、人前で発言することが苦手な私も堂々と意見を言えるようになりました。

現在のチームに配属されてから、自分で調べて解決しながら仕事を進めたり、自分が困っていることを周りに伝えたりできているのも、研修を通して得たものが大きいからだなと感じています!

次回予告

以上、新人研修についてのお話でした!

明日は基盤開発部のデータ制作チームの福永さんの「Miro」がテーマの記事です。 最後までお読みいただきありがとうございました!

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