ヴァル研究所 Advent Calendar 2021 12日目の記事です。 MaaS事業部 MaaS Platform Team の川中子です。職種はエンジニアです。
私はコロナ禍という環境の中で転職活動を行いました。ヴァル研究所へ入社するに至るまで「直接対面なし」という少し貴重な(?)経験をしました。
会社としても直接対面なしで入社する社員は初ということで、フルリモート入社第一号です。
転職は今回が2回目なので、1回目との違いも踏まえコロナ禍での転職活動についてお伝えできればと思います。
活動前期(2020年11月初旬)
前回の転職活動では、転職エージェントを活用して最終的に満足のいく結果になったことから、今回もエージェントサービスを利用しました。
コロナを契機に地方に引っ越していたため、条件としてフルリモート勤務を希望しました。その他細かいキャリア面の希望については省略します。
2020年11月時点でフルリモート勤務の条件で求人を絞り込んだ際、エージェントから6件の求人を紹介していただきました。
前回の転職時は15~20件ほどだったので、紹介数は半分以下となりました。
フルリモートで新入社員を受け入れる体制がまだ整っていないことや、週2~3はリモート可能という勤務形態で募集している会社が多いようでした。
そのため、フルリモート勤務可能かつ自分のスキルに合う求人は自然に絞られたので、迷うことなくすべての求人に応募することにしました。
活動前期振り返り
この時期の活動は、書類選考用の資料の準備や気になる会社について調べたりと、通常の転職活動と比較して何か特別なことはしていませんでした。
活動中期(2020年11月中旬~下旬)
書類選考が通過した会社と一次面接をする時期です。
面接する会社はすべてフルリモート勤務可能な会社でしたので、面接もリモートで行われました。
初めてのリモート面接だったので、念のため次のような事前準備をしました。
- ノートパソコンの充電ケーブル/有線イヤホンを用意
- 面接中に充電切れのことを気にしないようにするためです
- ビデオ通話で利用するアプリケーションの動作確認
- 会社の指定によって通話に利用するアプリケーションが異なります。事前にインストールして、起動確認、画質、音質、音量の確認を行いました
- 一番利用が多かったのはZoomです
- 紙とペン
- スキル確認で技術的なディスカッションをする際に、紙に書いて説明するようなことがあると想定したからです
- 直接対面の面接であればホワイトボードを利用すると思いますが、リモートのためそれはできません
- 今回の面接ではすべて口頭で技術面の確認も行われたため不要でした
- 家族に面接の時間を伝える
- 面接中に部屋に入ってきてしまったり、掃除が始まって掃除機の音で音声が聞き取りづらくなったりなどのトラブルを防ぐためです
実際の面接時間は40~60分程度と短い時間で終了することがほとんどでしたので、面接中のトラブルで時間を潰さないように、事前準備はいろいろ考えておく必要があると思いました。
活動中期振り返り
リモート面接は会社に出向くということがないので、面接会場まで移動しなくて済むのは楽でした。 逆に、会社に向かうまでの道のりを知ることや、待合室での緊張感、会社の雰囲気を感じとるといったことは無くなります。 転職活動は会社の内側に入り、知らないことを知るチャンスでもあると思うので、こういった機会が無いのは少しデメリットに感じました。 準備さえ整えておけば自宅ということもありリラックスして受け答えできたことはメリットに感じました。
活動後期(2020年12月上旬)
二次面接・最終面接・オファー面談の時期です。転職活動も終わりに近づいてきます。
事前準備や面接中のことは一次面接と同様になります。
最終的に第一志望のヴァル研究所から内定をいただき、承諾しました。
活動後期振り返り
この段階ではリモート面接も数回こなしてきているので、自信も持ちはじめ違和感なく面接に臨めました。
入社前
ヴァル研究所の内定承諾後、入社までの人事とメッセージのやりとりは、Slackの専用チャンネルを用意していただきました。
また書類の受け渡しは郵送で行いました。私の場合、保育園に提出する就労証明書がすぐに必要となったので、その旨を伝えたところ迅速に送っていただけました。
希望スペックのパソコンも郵送していただき、入社日までに簡単なセットアップを済ませました。
入社日
2021/1/12が入社日、そして初出社をして入社手続きを行う...予定でしたが、直前で緊急事態宣言が発出されたため、出社は中止となり入社手続きは郵送で行いました。
初出社日もリモートとなりましたので、フルリモートで面接から入社まで完結したことになります。
その他感じたこと
コロナ禍によりリモートでの働き方が推進されていく中で、少しでも会社の雰囲気を知ってもらおうと採用ページの見せ方も変わっていった印象です。
なかでも印象的だったのが、毎日やっている昼ミーティングの様子をZoomで録画し、採用ページで公開している会社があったことです。
録画用に作られた雰囲気ではなく、ありのままのミーティングの様子を公開していたのでジョインした時のイメージがわきやすく、入社後のギャップを埋める助けになりそうだなと思い、面白い取り組みだと感じました。
終わりに
会社全体としてリモートワークもやってみたら案外うまくいったという事例を目にしたりしますが、個人の転職活動もリモートで案外うまくやれた印象です。
うまくやれた印象を持った要因として、ヴァル研究所の面接があげられます。
- 話しやすい雰囲気作り
- 画面越しでもリアクションが分かりやすく、話すタイミングをとりやすかったです
- フルリモートで働くことに対する配慮
- 個人的に不安などはなくても、気にしてくれていることはフルリモート勤務を希望している身としては安心感がありました
面接官、応募者相互の工夫によってリモート面接はうまくいき、結果的に実りある転職活動になるのだと感じました。
以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。
明日は製品開発部通勤費Web開発チーム、立石さんの「9割リモートだった新人研修の体験レポート」です!