ヴァル研究所 Advent Calendar 2021 17日目の記事です。
こんにちは、MaaS事業部 藤枝です。新米パパです。
2021年8月に第一子が誕生したため育児休業を8週間取得し、2021年10月から職場に復帰しました。
将来、育休を取得する方々へ向けて何か参考になればと思い、今回は育休を取得して感じたことなどを書きたいと思います。
※本記事にある育児・介護休業法の内容については、今後の改正によって変更される可能性がありますのでご注意ください。
なぜ育休を取得したか
出産前後の期間に実家で過ごす里帰り出産がありますが、私たち夫婦は里帰り出産は行わずに夫婦2人で育てると決めていました。
夫婦2人だけで育てるとなると、日中育児を行う方に大きい負担がかかるなと思ったため、私も育休を取得することを決めました。あとあと、実際に育児を行って改めて思いましたが、取得しておいて本当に良かったなと感じます。
育休を取得するまでにやったこと
・育休について調べた
そもそも育休自体がよく分からなかったため、自分で調べたり総務の方々に伺いました。
特に、育休期間や収入について気になっていたため、その点を主に調べました。
例えば、育休期間について「パパ休暇」という制度があり、産後8週間以内にパパの育児休業が開始・終了している場合には、特別な事情がなくても、再度パパが育児休業を取得できます。
※厚生労働省が制度の説明リーフレットを公開されていました(PDF)
私は念のため8週間取得して、今後妻の仕事復帰のタイミングに合わせたり、他に取得する理由が出てきたりした場合に、2回目の育休を取得できるようにしておきました。
また、育児休業の「開始月」から「終了前月」までは社会保険料が免除されることも調べて初めて知りました。
日本年金機構のページで案内がありますので、詳しくはそちらもご確認ください。
・社内の方々に育休取得予定を伝えた
育休についてある程度理解したあと、育休予定期間を決めて上司やチームメンバー、総務など関係各所へ伝えました。
申請期限については社内規則に従う企業もあると思いますが、法律では休業開始の1カ月前までとなってます。
ちなみに、ヴァル研究所の男性社員の育休実績については以下リリースの通りです。
「男性育休100%宣言」に賛同していて、会社として男性社員も積極的に育児・家事に参画することを推進しています。
育休を取得してみて
・育児の大変さを実感した
私が育児に慣れるまで1ヶ月くらいはかかりました。
基本的に生後約1ヶ月まで赤ちゃんは1〜3時間毎に起床するため、ほぼ付きっきりでお世話する必要があります。
今までそんな生活をしたことがなかったため、生活リズムに慣れることが大変でした。
人によると思いますが、うちの子の場合は1ヶ月ごろから徐々に「日中に起きる・夜中に寝る」という生活リズムが整ってきて、2ヶ月ごろからは夜中に長いときで8時間もしっかりと寝てくれたので助かってます。
・育児負担の分散ができた
最初の方にも書きましたが、里帰り出産を選ばなかったため、主に夫婦2人で赤ちゃんのお世話をしました。もし日中の仕事の間、前述の生活リズムで妻が1人で育児を行うとなると、負荷が集中して、かなり大変であることが分かります。
また、出産後は育児以外にも市役所への申請が必要だったり、生まれたばかりの頃は予防接種を受けることができなかったりするため気軽に外に連れて買い物などにいけません。
私も育休を取得したおかげで日中も色々と夫婦で分担ができて、負担をだいぶ分散できたと思います。
・子どもの成長を実感できた
日々成長する子どもの姿をみることは貴重な時間でした。
振り返ると、新生児期にはあんなに小さかったけれど、あっという間に大きくなった感じがします。
もし私が育休を取得していなければ、新生児の間にミルクを飲ませたり抱っこしたり触れ合う時間も少なかったと思います。子どもと一緒の時間を過ごすことは親にとっても大事で良い思い出になります。
育児の大変さも実感しましたが、楽しさも実感できました。また、個人的に「どのようにすればもっと生活を楽にできるか」を考える時間も楽しかったです。
成長記録のすすめ
・なぜ記録をしていたか
生まれた直後から約1週間は、産院からいただいた記録用紙に記録してましたが、それ以降は記録はせずでした。
そのため、退院後も赤ちゃんがちゃんと睡眠や食事が取れているかなと気になり、記録を始めました。
記録があると赤ちゃんの変化を確認できたり、保健師さんなどから赤ちゃんの状態を聞かれた際に、記録を見て共有できるので安心感があります。おすすめです。
・おすすめアプリ
ホワイトボードに記入したりいろいろなアプリを使ってみましたが、最終的に今は「ぴよログ」というアプリを使っています。
「ぴよログ」のおすすめな点としては、以下の2点です。
・記録が簡単
記録内容の種類が必要十分にあり、記録に手間がかからないです。最短で「アプリ立ち上げ → 種類選択」で簡単に記録が済みます。 また、授乳タイマーという機能もあり、授乳開始から設定時間経過するとアラームを鳴らせたりもできます。
・複数人での記録の管理が可能
他デバイス同士でも同じデータをリアルタイムに扱えるため、例えば夫婦間で記録の入力・管理ができます。
実際の記録(睡眠)
画像左から「生後約半ヶ月後」「生後約3ヶ月後」の記録です。
半ヶ月後時点では小刻みに睡眠・食事・排泄を行うので、私と妻はほぼ睡眠も取れずに付きっきりでした。
うちの子の場合は3ヶ月後時点では前より規則正しく生活するようになっており、夜中もしっかり睡眠してくれてます。
おわりに
育休のため業務調整にご協力いただいた方々、また育休に関しての質問や申請等に丁寧にご対応頂いた総務のみなさん、そして育児について相談・サポートくださった方々、本当にありがとうございました。こうして子育てに専念できましたのもみなさんのおかげと心から感謝しています。
子どもが生まれる前、自分でもちゃんと育児ができるかどうか不安もありましたが、今ではとても楽しく過ごせています。それは育休を取得し、育児に集中できる時間を作ることができたおかげでもあると思います。
育児の大変さを学び、育児に慣れ、夫婦でお互いサポートしあえる環境が作れました。
あと、まだまだ「男性育休珍しいね」と言われることも多く、男性による育休取得が浸透していないことを改めて感じました。
この記事が、これからパパになる方々に少しでも参考になれば、そして男性育休取得のきっかけの1つとなれば幸いです。
新生児の期間はあっという間で、すごく貴重な時間だと思います。これから育休を取得するかどうか悩んでいる方がいらっしゃるようでしたら、ぜひ前向きに検討いただければと思います。