ヴァル研究所 Advent Calendar 2021 4日目の記事です。
はじめまして、ヴァル研究所でアドテク担当をしている椎橋です。
ヴァル研究所では現在、会社の許可を得て副業ができる制度があります。
私は副業を始めてからもう少しで1年が経ちますので、振り返りのためにも実際にやってみて良かったことと大変だったことについて書いていきます。
何をしているか
副業では、主にWordPressを利用したホームページ制作を承っています。
ホームページ制作といっても、1からテーマを開発するのではなく、既存のテーマを使用しサーバー契約からホームページ公開まで代行したり、必要に応じて既存のテーマをカスタマイズしています。
1つの案件のボリュームが多くなってしまうと、本業に支障をきたす可能性があると考えていたため、1からのテーマ制作といった重めの案件は引き受けないようにしています。
やって良かったこと
・接客スキルの向上
私は接客が苦手で、克服したいと思っていても何をしたら良いのか分からず、ひどく緊張するため実際はなかなか難しいと感じていました。
始める前から不安要素の1つではありましたが、副業を始める場合はそうも言ってられません。
打ち合せも制作もすべて1人で行うため、自然と身につくようになります。
・苦手スキルを把握できる
1人で仕事を進めなければならないため、その案件において必要なスキルは身につけておかなければなりません。
そうは言っても得意不得意の分野はあります。
作業していくうちに自分自身の苦手な分野を把握することができるため、今後学習しなければならない分野が分かります。
開発に関するスキルだけではなく、営業や接客、経理など制作業務以外も学ぶ必要があります。今まで視野に入っていなかった分野にも目を向けることができるため、エンジニアとしても社会人としても多様なスキルが身につきそうです。
大変だったこと
・営業の難しさ
私は知り合いを経由して案件をいただくことが多いのですが、副業においての仕事がまったくない時期もありましたので、悩んでいました。
とはいえ営業をしたこともなく、やり方が分かりません。
とりあえず名刺を作成して、いつ接客があっても対応できるように準備しました。
知り合いの紹介で案件をいただくのか、クラウドソーシングサービスに登録して受注するのか、飛び込み営業をするのかなど案件を探す方法はいくつかあるかと思います。
私は、今は紹介してくださる知り合いがいますが、今後のやり方については考える必要がありそうです。
・サービスの料金設定
インターネットで相場を調べれば簡単に出てきますが、相場通りで良いのだろうかというのも悩みの1つにありました。
高くする場合はその分 付加価値が必要になってきますし、安くする場合は単純作業を自動化するなど、効率よく動かなければ時間に見合った報酬になりません。
私にとっての副業は、スキル向上のためであったり趣味に近いものとして行っているため、そこまで利益は気にしていませんでしたが、これが会社を経営してビジネスとして大きくしていくといった場合には、料金設定は大事な要素になるため、料金の適切な設定方法も学ぶ必要があると感じました。
最後に
副業をするまでは、自分の担当業務にフォーカスしていましたが、副業を始めてからは視野が広がり、さまざまな視点でものを見ることができるようになりました。
また、自分で営業・開発・経理などすべて行わなければならないため、幅広い知識が身につく点は副業を始めて良かったと思いました。
未だに会計ソフトの使い方や、確定申告における青色申告など、まだまだ分からないことだらけですが、模索しながら少しずつ学んでいこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日はAndroidアプリのエンジニア・武井の記事「AWS LambdaでGoogle Playアプリのサブスクリプション用バックエンドを作る」です。